・首都直下地震M7なら1都3県大半「震度6」


 政府の中央防災会議の「首都直下地震対策専門調査会」は17日、首都圏直下を震源に大きな
被害をもたらす地震について想定震度分布などをまとめた。マグニチュード(M)7クラスの地震を
想定すると1都3県の大半で震度6弱―6強となり、東京都や神奈川県の臨海地域では震度7も
観測される恐れがあるとしている。調査会は被害想定の作成を急いでいる。

 専門調査会では、首都圏で発生する恐れのある地震として、(1)M7以上の5つの活断層型(2)
活断層が地表に出ておらず、どの地点で起きてもおかしくないM6.9直下地震(3)M7.3のプレート
(岩板)境界型地震――の3パターンを選んだ。

 M7以上の活断層は、埼玉の関東平野北西縁断層帯(M7.2)、埼玉と東京をまたぐ立川断層帯
(M7.3)、神奈川県の伊勢原断層帯(M7.0)、三浦半島断層帯(M7.2)、神縄・国府津―松田断
層帯(M7.5)の五つ。

日経 2004/11/17(12:46)